【12月6日 AFP】イングランドラグビー協会(RFU)は6日、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の解任を発表。来年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)開幕まで9か月の段階で、新たな指揮官を探すこととなった。

 オーストラリア出身のベテランHCジョーンズ氏の下、2022年のイングランドは12戦で5勝6敗1分けと2008年以降では最悪の戦績となった。フランスW杯終了後までの契約を結んでいたジョーンズ氏だったが、その代償を支払うことになった。

 2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)では、決勝で南アフリカに敗れたもののイングランドを準優勝に導いた。しかし、RFUは7年の政権に終止符を打つ決断を下した。

 ジョーンズ氏の後任には、元イングランド代表主将のスティーブ・ボーズウィック(Steve Borthwick)氏が有力視されている。同国プレミアシップの王者レスター・タイガース(Leicester Tigers)を率いる同氏は、ジョーンズ氏を長らくコーチとして支えた経験を持つ。

 しかしこの日RFUは、チームのFWコーチを務めるリチャード・コッカリル(Richard Cockerill)氏が暫定指揮官に就任すると明かした。

 ジョーンズ氏は「イングランドのチームとして成し遂げてきたことにとても満足している。今後のチームのパフォーマンスを見るのを楽しみにしている」と在任期間中の業績を誇らしげに振り返ると、「多くの選手と連絡を取り合うことになるのは間違いないだろうし、彼らの今後のキャリアがうまくいくことを願っている」と語った。(c)AFP/Julian Guyer