【12月3日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は2日、現時点でジョー・バイデン(Joe Biden)大統領がロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談する予定はないと述べた。バイデン氏は1日、訪米したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領との共同会見で、プーチン氏が本気で戦争終結を望むなら、対話の用意があると述べていた。

 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は記者会見で、「現時点でバイデン大統領にプーチン氏と会談するつもりはない」「プーチン氏はいかなる対話にも関心を示していないとの見方を大統領は示している」と述べた。

 さらに「大統領は今が会談の時だと言ったわけではない。実際、交渉による和解の時期や状況を判断できるのは(ウクライナのウォロディミル・)ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領だけだという立場で大統領は一貫している」「会談をせずとも、プーチン氏がやるべきことをやり、ウクライナからロシア軍が撤退すれば、戦争はきょうにでも終わる。ロシア軍はそもそもウクライナにいるべきではない」と述べた。(c)AFP