【11月30日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は29日、ステファニー・フラパール(Stephanie Frappart)氏が12月1日に行われるW杯カタール大会(2022 World Cup)・グループEのコスタリカ対ドイツ戦の主審を担当すると発表し、男子のW杯で女性審判が初めて笛を吹くことが決まった。

 フランス出身のフラパール氏は、W杯に選ばれた36人の主審の一人で、女性ではルワンダのサリマ・ムカンサンガ(Salima Mukansanga)氏と山下良美(Yoshimi Yamashita)氏も名を連ねている。

 フランス・リーグ1で史上初めて女性として主審を務めたフラパール氏は、2019年の女子W杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)の決勝で笛を吹いた。また、女性審判として初めてUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2019)決勝や欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)、フランス杯(French Cup 2021-22)決勝で試合を裁いた経験を持つ。

 映像は2019年と今年9月に撮影した資料映像。(c)AFP