【11月28日 AFP】27日に行われたサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の試合で、モロッコが2-0でベルギーに勝利した後、ベルギーの首都ブリュッセル中心部でサッカーファンが暴徒化し、警察が放水や催涙ガスを使用した。

 数十人が商店の窓を割る、花火を投げる、車両に火をつけるといった行為に及び、警察によれば11人が逮捕され、1人が今も拘束中だという。

 ブリュッセル警察は、試合前から「パーカを着た者など数十人が警察と衝突しようとし、治安を乱した」と発表。ファンの一部は棒で武装し、記者1人が「花火により顔をけがした」という。

 現場には100人前後の警官が動員され、住民には市中心部の一部地域を避けるよう警告が出された。また暴動が広がるのを抑えるため、地下鉄の駅や通りも封鎖された。(c)AFP