【11月24日 AFP】インドネシア・西ジャワ(West Java)州チアンジュール(Cianjur)で地震発生から2日後の23日、6歳の男の子が救出された。男の子はがれきの下敷きになり、水も食料もない状態だった。

 ジャワ(Java)島で起きた地震による死者は、これまでに271人に上り、40人が行方不明となっている。

 当局が公開した動画には、崩れた家屋から救出された男の子が、兵士に抱かれて飲み物を飲んでいる姿が捉えられている。

 地元のボランティアによれば、母親は男の子が救助される数時間前に遺体で発見された。男の子は祖母の遺体の横にいたという。崩れた壁が別の壁に支えられたため、助かったと地元メディアは報じている。

「48時間もたってまだ生きているとは思わなかった」「奇跡だ」とボランティアの男性は話した。

 犠牲者は、学校や家にいた子どもが多いという。今回男の子が救出されたことで、新たに生存者が見つかるのではないかとの期待が高まっている。

 7歳の女の子を含め行方不明者の捜索が続けられているが、大雨と余震で救助活動は難航している。(c)AFP