【11月22日 AFP】ドイツのクリスティーネ・ランブレヒト(Christine Lambrecht)国防相は21日、ポーランドに地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット(Patriot)」を配備するとともに、戦闘機ユーロファイター(Eurofighter)で防空強化を支援することで合意したと発表した。

 今月15日、ウクライナ国境に近いポーランド東部プシェボドフ(Przewodow)にロシア製ミサイル1発が着弾し、2人が死亡した。ポーランドと北大西洋条約機構(NATO)は、ミサイルはロシアの攻撃を迎撃するためにウクライナの防空システムが発射したものだった可能性が高いとみているが、最終的な責任はロシアにあるとの立場を示している。

 今回の合意に至る前にポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク(Mariusz Blaszczak)国防相はツイッター(Twitter)で「ドイツの提案を歓迎する」と表明するとともに、迎撃ミサイルシステムについてはウクライナとの国境付近への配備を希望する考えを伝えると述べていた。(c)AFP