【11月21日 CGTN Japanese】最新の統計は、今年1~10月期には中国と地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に加盟する他の14カ国間の輸出入が8.4%増加したことを示しています。RCEPは地域の貿易を自由化する強みを発揮しつづけています。中国各地ではRCEPの発効・施行以来、積極的な模索が進められ、質の高いRCEPの活用が推し進められています。東北地域の遼寧省はRCEPによる関税優遇や通関の簡素化、貿易投資の利便化などの政策を十分に活用して、物流のルートを構築し、RCEP(大連)国際ビジネスエリアを建設し、RCEPパートナーとの連携を推進しています。

 1000TEUのコンテナを積載してインドネシアのパンジャン港を出港した海運会社MSCのコンテナ貨物船がこのほど、大連港のコンテナふ頭に接岸しました。このことは、大連港と東南アジアの直行航路が新たに開設されたことを意味します。同航路は、今年になって大連港とRCEP諸国との間で開設された4本目の航路です。RCEP諸国との航路は主に東北地方の化学工業品や電気機械製品の輸出や、インドネシアの鉱物やベトナムの果物の輸入などの需要を満たすために利用され、年間貨物輸送量は50万トン以上です。大連港はRCEP施行というチャンスをつかみ、全力で物流ルートを構築しつつあります。コンテナ業務の取扱量は前年同期比で1割増加しました。この伸び率は中国の主要沿海港湾の中でも上位です。

 遼寧自由貿易区大連エリアは最近になり、RCEP(大連)国際ビジネスエリアを構築して自らの強みと結合させ、企業の立地支援などの政策を制定・施行し、RCEP向けの企業本部基地、経済貿易促進センターを集中させようと誘致活動を行っています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News