【11月1日 CGTN Japanese】中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室によりますと、北京時間10月31日午後3時37分、実験モジュール「夢天」を搭載した「長征5号B遥4」運搬ロケットが、中国南部の海南島にある文昌宇宙発射センターで予定時刻どおりに点火し、打ち上げられたということです。実験モジュール「夢天」は約8分後にロケットから切り離され、正確に予定軌道に入り、打ち上げは成功しました。

 また、北京時間11月1日午前4時27分、「夢天」は中国の宇宙ステーション「天宮」のコアモジュール「天和」の前方ポートへのドッキングに成功しました。ランデブーからドッキング成功までに要した時間は約13時間でした。この後、予定にしたがって転位を行い、コアモジュール「天和」および実験モジュール「問天」と、宇宙ステーション「天宮」の基本構造であるT字形の複合体を形成します。

 実験モジュール「夢天」は中国の二つ目の科学実験モジュールで、作業、積載、貨物エアロック、資源など四つのキャビンから構成され、打ち上げ重量は約23トンあります。主に宇宙科学と応用実験を行うほか、宇宙ステーションの組み立て管理にも関わります。貨物エアロックキャビンは貨物の自動搬出入をサポートし、モジュール内外での科学実験をサポートします。

 今回の打ち上げは中国の有人宇宙飛行プロジェクトにとって25回目のミッションであり、「長征」シリーズ運搬ロケットの446回目の飛行ともなります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News