【10月17日 AFP】サウジアラビアが後援する男子ゴルフの新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズ第7戦は16日、サウジアラビア・ジッダ(Jeddah)近郊のロイヤルグリーンズGC(Royal Greens Golf Club、パー70)で最終日が行われ、メジャー4勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)がピーター・アーレイン(Peter Uihlein、米国)とのプレーオフを制して優勝し、キャリア最大となる400万ドル(約5億9400万円)の賞金を手に入れた。

 ケプカはさらに、チーム戦優勝の賞金75万ドル(約1億1100万円)も獲得。ラウンド後には感極まった様子を見せ、けがとの闘いの最中には現役を続行できるのか不安になったこともあったと明かした。

 膝と股関節に問題を抱えていた32歳のケプカは「ここ2年は楽しくなかった。長い道のりだった」と振り返り、「僕のキャリアはあっという間に終わってしまったのだろうか、もうプレーできないのだろうかと思ったこともあったから、復帰と優勝ができてうれしい」と喜んだ。

 2017、18年の全米オープン選手権(US Open Championship)での216万ドル(約3億2000万円)、18、19年の全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)での198万ドル(約2億9400万円)を大きく上回る賞金を手にしたケプカは、チームメートで弟のチェイス(Chase Koepka、米国)に鮮やかな緑のスポーツカーを贈ると話し、「弟には、チーム戦で僕らが勝ったらランボ(ランボルギーニ<Lamborghini>)を買ってやると約束していたんだ。だから買わないと」とコメントした。

 今大会は、リブゴルフ初となるサウジアラビア開催で、個人戦のシーズン最終戦。シリーズはこの後、米マイアミのトランプ・ナショナル・ドラール・ゴルフクラブ(Trump National Doral Golf Club)で今季最終戦のチーム戦が行われる。(c)AFP