【10月5日 AFP】ウガンダで発生したエボラ出血熱で、世界保健機関(WHO)は5日、疑い例を含めた感染者が63人となり、うち29人が死亡したと発表した。

 スイス・ジュネーブで記者会見したWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、隣国コンゴ民主共和国で最近起きたエボラ出血熱の発生ではワクチンにより感染拡大が抑制できたが、同じワクチンはウガンダで発生した型のウイルスには効果がないと説明。これまでに10人の医療従事者が感染し、うち4人が死亡、4人が回復したと説明した。

 テドロス氏によると、ウガンダ4県で発生が報告されており、WHOは同国政府の対策を支援している。(c)AFP