【10月3日 AFP】インドネシア東ジャワ(East Java)州マラン(Malang)のサッカースタジアムで少なくとも125人が死亡した暴動で、モハンマド・マフッド(Mohammad Mahfud)治安相は3日、警察に対してファンの殺到を生んだ責任のある人物の特定と処罰を求めた。

 1日に起きた暴動では、敗れたホームのアレマ(Arema FC)のファンが試合後にピッチに乱入。鎮圧しようとした警察が催涙ガスを使用したのをきっかけにパニック状態となり、これまでに323人の負傷者も出ている。

 国際サッカー連盟(FIFA)の安全規則では、警察や警備員が群衆をコントロールするためのガスを携帯することは禁止されている。

 マフッド氏は声明で「国家警察に対し、罪を犯した加害者を数日中に見つけ出すよう要請する」と述べた。具体的に誰を指しての発言かは不明。

 さらに、「罪を犯した人物の公表も要請した。該当の人物に対しては処分が下されなくてはならない。また、国家警察が安全手順の評価を行うことも期待する」とし、調査を目的とした作業部会を設置したことを発表。調査の結果は速やかに公表するとし、「2〜3週間以内に作業は完了する見込みだ」と説明した。(c)AFP/Marchio GORBIANO