【10月1日 AFP】男子テニス、テルアビブ・オープン(Tel Aviv Watergen Open 2022)は30日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6(7-5)、6-3のストレートでバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)を下し、準決勝に駒を進めた。

 現在世界ランキング7位に後退している35歳のジョコビッチは、同149位のポスピシルを相手にタイブレークにもつれる激戦を強いられ、1時間をかけて第1セットを先取した。第2セットはサービスゲームを2度ブレークし、最後は2時間足らずで勝利。同選手との直接対決ではこれまで1セットも落としておらず、対戦成績も無敗を維持した。

 ジョコビッチは「素晴らしかった。前向きな勝利だ」と試合を振り返った一方で、「バセックはツアーでも親友の一人で、もう長年の知り合いだ」とし、「多大なリスペクトと大きな好意を持っている相手と対戦するのは、決して簡単ではない。だけど、互いにプロフェッショナルであり、試合に勝ちたかったのは見ての通りだ」と語った。

 ジョコビッチの準決勝の相手は、世界104位のロマン・サフィウリン(Roman Safiullin)に決定。サフィウリンはアルトゥール・リンデルクネシュ(Arthur Rinderknech、フランス)を6-4、6-1で退け、4強入りを果たした。

 その他では、第2シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が不戦勝となり、コンスタン・レスティエンヌ(Constant Lestienne、フランス)との準決勝に進出した。(c)AFP