【10月1日 AFP】米国のジェイク・サリバン(Jake Sullivan)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は9月30日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)が核兵器を使用する「リスクがある」とした上で、「差し迫った」使用の兆候はないとの見解を示した。

 サリバン氏は記者会見で、「プーチン氏による散漫な発言や核の威嚇を踏まえると、同氏が核使用を検討するリスクがある。われわれは同様に、それがどのような結果になるかについて明確に示してきた」と言明。一方で、プーチン氏による「核兵器の差し迫った使用」を示す兆候は今のところ見られないと説明した。

 サリバン氏によると、米政府は、核使用の際に米国が取る「決定的な対応」についてロシアに水面下で直接伝達しているという。(c)AFP