【9月30日 AFP】国際チェス連盟(FIDE)は30日、通算5度の世界王者に輝くマグヌス・カールセン(Magnus Carlsen、ノルウェー)が主張する、ハンズ・ニーマン(Hans Niemann、米国)の不正問題を調査すると発表した。

 カールセンはシンクフィールド・カップ(Sinquefield Cup)で19歳のニーマンに敗れた後、大会を棄権。それ以降、二人をめぐる騒動がチェス界を揺るがせている。

 カールセンの主張を調べるため、フェアプレー委員会の3人で構成される調査委員会を発足させると明かしたFIDEは、「調査の焦点は、ニーマンの不正疑惑に関する世界チャンピオンの主張の確認と、オンライン不正に関するニーマン自身の発言のチェックという2点になる」と発表している。(c)AFP