【9月30日 AFP】世界バドミントン連盟(BWF)は29日、シーズン最終戦のBWFワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2022)を、中国・広州(Guangzhou)で行うと発表した。同国でバドミントンの国際大会が開催されるのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以降では初めて。

 予定されていた2大会が中止になった中国だが、広州では12月14日から18日にかけて賞金総額150万ドル(約2億1700万円)のファイナルズが行われることになった。

 2019年末に新型コロナウイルスが確認されて以降、中国では今年2月の北京冬季五輪を除いてほぼ全ての国際大会が中止になっている。

 その北京冬季五輪は、ウイルスの流入を阻止する「クローズドループ」と呼ばれる厳格な隔離環境で行われたが、今回のファイナルズが「バブル」の中で開催されるかどうか、BWFは明かしていない。

 中国が掲げる厳格な「ゼロコロナ」政策の一環として、30日に成都(Chengdu)で開幕する世界卓球選手権(2022 World Team Table Tennis Championships)は「クローズドループ」で行われる。

 年末のファイナルズには、シングルスとダブルスのランキング上位8選手と8ペアが出場する予定。選手たちが分け合う賞金について、BWFは「バドミントン史上最高額」としている。(c)AFP