【9月30日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に所属するステフェン・カリー(Stephen Curry)は、日本でのプレシーズンマッチを控えた29日、各チームはウォリアーズを王座から引きずり下ろすために「リロード中」だと述べた。

 シュートの名手として知られ、来月に開幕する新シーズンで自身5度目のNBA制覇を目指すカリーは、他のチームから標的になることを「受け入れる」ようチームメートに促した。

 ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)とのプレシーズンマッチ2試合を控えるカリーは、「できるだけ長く達成感を持ち続けたいから、モチベーションを維持するのはとても簡単」とコメントした。

「この競技において、王座を守ることが最も難しいこともわれわれは知っている。それができるチームは多くないし、どのチームもうちを倒そうとリロードしている。だからそれを受け入れ、成長し続ける必要がある」

 昨シーズンのNBAファイナルでボストン・セルティックス(Boston Celtics)を下したウォリアーズは、通算7度目の優勝を果たした。

 傑出したパフォーマンスを立て続けに見せたカリーは、ファイナルMVPに輝き、自身に欠けていた数少ない栄誉の一つを手にした。

 さいたまスーパーアリーナ(Saitama Super Arena)で30日に予定されている一戦は、NBAでは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が始まってから海外で行われる最初のプレシーズンマッチとなる。

 昨季プレーオフ進出を逃したウィザーズには、日本のスター選手である八村塁(Rui Hachimura)が所属している。

 カリーは日本のファンに向け、「素晴らしいショーを披露する」と約束した。

「日本の文化やファンを理解し、NBAというバスケットボールが世界中でどれだけ成長しているかを示す特別な機会」

「われわれにとってプレシーズンの最初の試合であり、もちろん今シーズンの旅路のまだまだ序盤だが、それを楽しむために全力を尽くして素晴らしいショーを披露し、アリーナの雰囲気を楽しみたい」 (c)AFP