【9月30日 AFP】男子テニス、テルアビブ・オープン(Tel Aviv Watergen Open 2022)は29日、シングルス2回戦が行われ、ツアー大会では優勝したウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)以来のシングルス出場となった大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、6-0、6-3でパブロ・アンドゥハル(Pablo Andujar、スペイン)を下して準々決勝に進んだ。

 ジョコビッチは30本のウイナーをたたき込んで4度ブレークに成功し、世界115位のアンドゥハルを86分で退けた。また、失ったゲーム数は今季最少の3だった。

 開始から7ゲームを連取して試合を支配したジョコビッチは、これでアンドゥハルとの対戦成績を3戦全勝とした。

 最後にイスラエルでプレーしたのは16年前の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)までさかのぼるジョコビッチは、「最初の試合が完璧な形で始まった」とコメントした。

「7ゲームを連取し、(20分以上かかった)8ゲーム目は戦いだった。人生で本当にたくさんプレーしてきたが、これまでで最も長いゲームの一つとなった。素晴らしいファイト、プレーだったパブロにも拍手を送りたい」

 元世界ランキング1位のジョコビッチは、約2か月半前に通算7度目のウィンブルドン制覇を達成。その後新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種拒否により全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)、そして米国でのハードコートシーズンを全休した。

 先週英ロンドンで開催された欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2022)では右手首のトラブルに悩まされたジョコビッチだったが、この日はその影響をみじんも感じさせなかった。30日の準々決勝では、世界149位のバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)と対戦する。(c)AFP