【9月28日 CGTN Japanese】中国が自主開発した大型水陸両用機「鯤龍(こんりゅう)」AG600M空中消火機の空中消火テストが27日、湖北省荆門(けいもん)市で完了しました。

 テストでは、12トンの水を積載したAG600Mが同市の漳河空港から離陸し、予定の地域で散水を実施した後、漳河ダムに無事着陸しました。その後、水面を高速滑走する形で給水作業を行い、わずか15秒で12トンの水をくみ取り、再び予定の地域で散水を行いました。これで、地上給水による空中消火と水面給水による空中消火といった一連のテストが完了し、実用化に向けて重要な一歩を踏み出しました。

 AG600Mの完成により、中国国内の空中緊急救助能力が大幅に向上することになります。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News