【9月30日 Xinhua News】中国国家統計局がこのほど発表した中国共産党第18回全国代表大会(2012年11月)以降の経済・社会発展成果に関する報告書によると、2013~21年における中国の固定資産投資の累計額は409兆元(1元=約20円)で、年平均9・4%増となった。中国は12年以降、固定資産投資の質の高い発展と全面的な質と効果の向上に焦点を絞り、投資額を着実に増やし、建設規模を拡大させ、内需の拡大と安定した経済成長に対する投資の重要な役割を効果的に担ってきた。

 固定資産投資は12年の28兆2千億元から21年には55兆3千億元に拡大した。中でも、13~21年の農家を除く固定資産投資は399兆9千億元で、年平均9・7%増となった。

 21年に全国で建設中のプロジェクトの規模は12年の3・5倍に当たる148兆9千億元、新規着工プロジェクトは2・3倍の37兆元だった。 

 経済成長に対する投資の寄与率を見ると、全国の総資本形成の対国内総生産(GDP)比は13~21年の平均が43・9%で、有効投資と消費の高度化との好循環が形成されつつある。21年は総資本形成がGDP成長率を1・1ポイント押し上げ、固定資産投資が経済の安定成長を支える役割を効果的に果たしている。(c)Xinhua News/AFPBB News