【9月26日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)は25日、各地で試合が行われ、リーグAではクロアチアとオランダが準決勝進出を決める中、フランスが敗れながらも降格を免れた。

 アウェーでデンマークに0-2で敗れたフランスは、グループ1の6試合で1勝しか挙げられなかったが、クロアチアが敵地でオーストリアを3-1で下したため、リーグBへの降格を逃れた。

 フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、11月22日に予定されているオーストラリアとのW杯カタール大会(2022 World Cup)初戦までに、多くの主力がけがから復帰することを願うだろう。

 デンマークはミッケル・ダムスゴール(Mikkel Damsgaard)のクロスにカスパー・ドルベア(Kasper Dolberg)が合わせて先制すると、アンドレアス・スコフ・オルセン(Andreas Skov Olsen)がペナルティーエリアの端からボレーシュートを突き刺し、前半のうちに2点を挙げた。

 昨年の欧州選手権(UEFA Euro 2020)でベスト4入りを果たしたデンマークはW杯でもフランスと同組に入っており、2か月後には十分に相手を苦しめられることを証明した。

 デンマークの勝利により、準決勝に進むにはオーストリア戦での勝利が必要になったクロアチアは、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)の得点で先制するも、クリストフ・バウムガルトナー(Christoph Baumgartner)のヘディングですぐに追いつかれた。

 しかし、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で準優勝したクロアチアは、後半の3分間でマルコ・リバヤ(Marko Livaja)とデヤン・ロブレン(Dejan Lovren)が立て続けにヘディングシュートを決め、勝利を決定づけた。

 ホームで黒星を喫したオーストリアはリーグBへの降格が決まった。

 グループ4のオランダは、73分にビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)がヘディングを決めてベルギーを1-0で下し、準決勝に駒を進めた。

 同組の他の試合ではウェールズがホームでポーランドに0-1で敗れ、リーグB降格となった。ポーランドはロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の柔らかいスルーパスをカロル・スウィデルスキ(Karol Swiderski)が流し込み、これが決勝点となった。(c)AFP/Kieran CANNING