【9月23日 CGTN Japanese】 北京在住の女性がこのほど、郊外の崖の上で国の保護植物を摘み取ったことで、警察に拘束され取り調べを受けています。

 女性は北京市門頭溝区の山で遊んでいた際、珍しい小さな花を見つけ、国の保護している植物であることを知りながら摘み取って持ち帰り、写真に撮ってSNSアカウントに投稿しました。

 女性の行為は多くのネットユーザーに批判されただけでなく、警察にも注目されました。彼女が摘んだ花は国家保護植物のクレマチスだったからです。女性はこの花のことを以前から知っていて、植物が「好き」だった彼女は、山に入るたびにその姿を探していたといいます。今回、低い崖のそばで見つけたため、1本を摘み取って持ち帰り、植木鉢に植え替えました。しかし、わずか1日でクレマチスは枯れてしまいました。

 この花が国の保護植物であることを知っていたかという警察の質問に対して、女性は「知っていた。携帯電話でこの花の情報を検索したこともある」と答えました。

「中華人民共和国野生植物保護条例」などの法律の規定に基づき、国の保護野生植物を採取するには、採取地の関係部門の許可が必要とされています。現在、女性は国家の重点保護植物を毀損(きそん)した疑いで、法に基づき門頭溝区の警察に刑事拘束されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News