【9月22日 CGTN Japanese】中国東部の江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)で、液体メチオニン生産工場の第2期プロジェクトがこのほど稼働を開始しました。

 これにより、この工場の生産能力は年間35万トンに上り、世界最大規模の液体メチオニン生産工場となりました。メチオニンはたんぱく質を構成する主なアミノ酸の一つで、家畜の成長に不可欠な栄養素でもあります。しかし、動物の体内で合成できないため、飼料添加物として広く使われています。そのほか、医薬品や食品、化粧品の製造にも利用されているということです。

 中国では、工業生産によって年間約3億トンの飼料が作られています。メチオニン生産能力の向上に伴って、飼料用穀物の需要が減少し、農地の節約につながるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News