【9月25日 CGTN Japanese】中国のハルビン工業大学威海キャンパスの軟体ロボット実験室はこのほど、マイクロ波駆動ロボットの開発に成功しました。いかなる電子機器も備えなくても、他の駆動方式では任務を遂行できない特殊な状況(例えば密閉された不透明な構造体の内部など)で柔軟に活動できます。この研究成果はこのほど、国際学術誌「アドバンスド・サイエンス」に掲載されました。

 マイクロ波とは、周波数が300メガヘルツ~300ギガヘルツ(波長が0.1~1メートル)の電波を指します。磁場、光、超音波、湿度などの無線作動方式に比べて、セメントやセラミック、プラスチックなどの不透明な障害物を無損耗で透過できます。

 ハルビン工業大学の研究チームは、角錐ホーンアンテナで発射する周波数2.47ギガヘルツ、出力700ワットのマイクロ波を利用してロボットを駆動し、複数の駆動装置による共同運動に対する定量的制御を実現しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News