【9月21日 CGTN Japanese】このほどフランスのパリで開催された第73回国際宇宙会議(IAC)で、中国初の火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」のミッションチームが国際宇宙航行連盟(IAF)の2022年度「世界宇宙賞」を受賞しました。

「世界宇宙賞」はIAFの最も権威ある賞で、宇宙科学や宇宙技術、宇宙医学、宇宙法、宇宙管理などの分野において優れた貢献をした人々を表彰するものです。今回は2年前に同賞を獲得した月探査機「嫦娥4号(Chang'e-4)」ミッションチームに続き、中国の2度目の受賞となります。

「天問1号」は中国初の火星周回、着陸、巡視探査を実現しました。1回の探査だけでこの3つの目標を実現したのは人類史上初です。現在、「天問1号」の火星周回モジュールは科学探査を展開してデータを収集し続けていますが、火星探査車の「祝融号(Zhurong)」は休眠状態にあり、今年12月に自主的に再起動する予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News