【9月21日 AFP】22日に開幕する男子ゴルフの対抗戦、第14回プレジデンツ・カップ(2022 The Presidents Cup)では、松山英樹(Hideki Matsuyama)ら史上最多5人のアジア選手が世界選抜のメンバーとして米国選抜に挑む。

 今大会には、昨年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)覇者である松山の他に、任成宰(Im Sung-jae、イム・ソンジェ)、キム・ジュヒョン(Kim Joo-hyung)、李京勲(Lee Kyoung-hoon、イ・キョンフン)、キム・シウ(Kim Si-woo)という過去最多4人の韓国勢が参戦する。

 普段よりもアジア勢が多くなったのは、多くの候補がリブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズと契約してこの大会に出場できなくなったという事情もあるが、世界選抜主将のトレバー・イメルマン(Trevor Immelman)は、アジアゴルフの成長を示す出来事でもあると考えている。

 イメルマンは「各国が草の根レベルで進めてきた取り組みの成果であり、証明だ」と話し、「そうした急成長を目の当たりにできるのは、私としてもエキサイティングなこと。うまくいっている」と喜んだ。

 今回の米国選抜は、世界ランキング上位18人中11人をそろえている。それだけにキム・ジュヒョンは、この相手を倒すことができればアジアゴルフの大きな節目になり得ると考えており、「アジアのゴルフにとって素晴らしいこと。僕らがここへ来られたことは、アジアの多くの人の励みになる」とコメントした。

 米ツアー2勝を挙げている任成宰は、今が韓国ゴルフの最強時代だと話し、その要因として「韓国人選手の多くが、米国でプレーしたいというメンタリティーとハングリー精神を持っている」と語った。(c)AFP