【9月21日 AFP】ウガンダ保健省は20日、中部ムベンデ(Mubende)県でエボラ出血熱が発生し、同国で2019年以来となる死者が出たと発表した。

 同省はツイッター(Twitter)に、24歳の男性がエボラ出血熱の症状を呈した後に死亡したと投稿した。世界保健機関(WHO)も同日、ムベンデ県で今月発生した6件の不審死をめぐる調査の結果、24歳の男性がエボラウイルスの「比較的まれなスーダン株」の陽性反応を示したと公表。他にも感染が疑われる8人が治療中だとした。

 WHOのマシディソ・モエティ(Matshidiso Moeti)アフリカ地域事務局長は、ウガンダでスーダン株が確認されたのは10年以上ぶりだと説明。WHOによると、スーダン株は過去にウガンダで4回、スーダンで3回の計7回発生している。

 ウガンダのジェーン・ルース・アチェン(Jane Ruth Aceng)保健相はAFPに、隣国コンゴ民主共和国との国境の税関職員を含む最前線の労働者へのワクチン接種を開始したと説明した。(c)AFP/Grace MATSIKO