【9月20日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)でプレーするギリシャ代表のFWタキシャチス・フォンタス(Taxiarchis Fountas)は19日、先日のインテル・マイアミ(Inter Miami)戦での相手選手に対する人種差別的な言葉の使用を否定した。

 ユナイテッドが本拠地アウディ・フィールド(Audi Field)で敗れた18日の一戦で、フォンタスは相手DFのダミオン・ロウ(Damion Lowe)と口論した際に黒人への差別的表現である「Nワード」を使った疑惑が持たれている。

 フォンタスがピッチにとどまる限りプレーを続行できないとマイアミの選手が抗議の声を上げたことから、ユナイテッドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)監督は同選手をベンチに下げた。この問題を受け、リーグによる調査も開始された。

 しかし、フォンタスはこの日インスタグラム(Instagram)で、数分の試合中断を引き起こした問題について、「非難されているような言葉は使っていない」と強く否定。「あのように卑劣な人種差別的暴言は、自分も非難するし使っていない」とつづった。

「フィールド上で激しく口論はしたが、自分は誰も人種差別はしていない。どんなものであっても、人種差別は断固として拒絶する」

「人種差別は卑劣だ。自分は一人ひとりの文化や宗教、そして肌の色に対して常に敬意を払っている。だからこそ、こうして非難されてとても動揺しているし、ぬれぎぬを着せられて悲しい」 (c)AFP