【9月17日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は16日、ウクライナでの軍事作戦について、反転攻勢を受けているにもかかわらず調整するつもりはないとして、終了を急いでいないと明言した。

 プーチン氏はウズベキスタン・サマルカンドで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議での記者会見で、「計画は調整しない」と主張した。

 続けて「(ウクライナ東部)ドンバス(Donbas)地方でのわが軍の攻勢が止まることはない。徐々にではあるが、ロシア軍は占領地を広げている」として、「急いではいない。これまで通りだ」と述べた。

 さらに「(ロシアは)全軍で戦っているわけではなく」契約兵(いわゆる志願兵)のみで戦っていると強調する一方、軍事作戦の主要目的は「ドンバス全土の解放」であることに変わりはないとした。

 また、ウクライナ軍が「テロ」を仕掛け、ロシアの民間のインフラに損害を与えようとしていると非難し、「わが国は差し当たり非常に自制的な対応をしているが、こうした状況が続くようなら厳しい対応を取る」と警告した。(c)AFP