【9月16日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は15日、ロシア軍から奪還した東部イジューム(Izyum)で集団墓地が見つかったと明らかにした。

 ゼレンスキー氏は「ロシアに占領されるとどうなるのかを世界に知ってもらいたい」と述べた。見つかった遺体の数や死因は明らかにせず、「もっと正確で検証された情報が明日にも必要だ」とした。

 さらに、イジュームをロシア軍による残虐行為の象徴となったブチャ(Bucha)やマリウポリ(Mariupol)と同列視した上で、「ロシアは至る所に死体を残しており、その責任を取らなければならない。世界は必ず、ロシアにこの戦争の責任を負わせなければならない。そのためにわれわれはあらゆる手を尽くす」と語った。

 地元警察のセルゲイ・ボトビノフ(Sergei Botvinov)氏は英衛星放送スカイニューズ(Sky News)に対し、イジュームで約440基の墓が見つかったとして、銃殺された人もいれば、砲撃で死亡した人もいると説明した。(c)AFP