【9月15日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は15日、ウズベキスタンでの上海協力機構(SCO)首脳会議を機に中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と会談し、米国が「一極体制」を構築しようとしていると主張するとともに、ロシアが侵攻したウクライナの問題に対する中国の「バランスの取れた」取り組みを称賛した。

 ロシアのウクライナ侵攻後、中ロ首脳が対面で会談するのは初めて。プーチン大統領は米国を念頭に「一極体制を構築しようとする試みは最近、完全に醜い状態を呈し、全くもって容認できない」と批判した。

 プーチン氏はさらに「われわれは中国の友人たちによるウクライナ危機に関するバランスの取れた立場に対して非常に感謝している」と述べた。

 習氏は「中国はロシアと共に大国としての役割を引き受け、社会的な混乱に揺れている世界に安定と前向きなエネルギーを吹き込む指導的な役割を果たす用意がある」と表明した。(c)AFP