【9月15日 CGTN Japanese】中国・海南省(Hainan)の鶯歌海に位置する東方1-1ガス田南東区の楽東ブロック開発プロジェクトが14日、正式に操業を開始しました。このプロジェクトでは、中国で開発された初の海底生産システムが使われています。2セットの海底生産システムの稼働後、天然ガスのピーク時の生産量は1日に120万立方メートルを超える見込みです。

 海底生産システムは海洋石油・ガス資源を開発する重要な技術装備であり、水中井戸、クリスマスツリー(油やガスを採収するためのマニホールド)、水中制御システムなど多数の複雑な水中構造物で構成されます。

 中国ではこれまで、海底生産システムは輸入に依存しており、仕入れの周期が長く、価格が高く、メンテナンスが難しいなどの問題に直面していました。国産の生産システムの開発と応用により、経済効果がないとされていた貯留層の石油やガスを有効に開発することができるようになります。このほか、海洋石油・ガス装備を製造する関連産業の発展も促されるとみられます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News