【9月14日 AFP】ボストン・マラソン(Boston Marathon)の主催者は13日、出場ランナーがノンバイナリー(自らを男性と女性のどちらでもないと認識する人)としてエントリーすることを認めると発表した。

 来年4月17日に行われる第127回大会は、12日からエントリーが始まっているが、出場を希望するノンバイナリーの選手は、男子の部か女子の部を選ぶ必要はなく、性別をノンバイナリーで申請できる。

 参加の基準となる資格タイムについては、ノンバイナリーの資格タイムを定めるのに必要なデータが十分に集まっていないため、主催者は「現行の二つの部の両方を含んだ」タイムを示した。

 主催者は「将来のレースに向けて準備が進むに従って、ノンバイナリーの(資格)タイムはアップデートされていくことが予想される。1年目は、学びを得てともに成長していく機会とみている」と話している。

 ボストン・マラソンは世界6大マラソン大会の一つで、五輪選手を初めとする世界のトップがエリートランナーとして出場する。(c)AFP