【9月14日 AFP】ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦するLCRホンダ・イデミツ(LCR Honda IDEMITSU)は13日、中上貴晶(Takaaki Nakagami)との契約を2023年末まで1年延長すると発表した。

 30歳の中上は2012年にMoto2でデビューを果たすと、2018年には最高峰クラスに昇格し、これまでにトップ5入りを6度経験している。

 LCRホンダのルーチョ・チェッキネロ(Lucio Cecchinello)代表は、「この発表を大変嬉しく思います」とコメントした。

「2020年以降、タカ(中上の愛称)は表彰台争いができる非常に速いライダーであることを証明しており、今年はホンダ勢のトップライダーとしてフィニッシュするために一貫して戦っていました」

「私は彼の可能性を信頼している。彼には6年間の経験があるから、LCRホンダ・チームのバイクパッケージの改善や、競合との差を埋めるのに手を貸してくれるだろう」

 今季ここまでわずか46ポイントで総合16位に沈む中上は、今季限りでMotoGPから撤退するチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)に所属するアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)とチームメートになる。

 中上は「『LCR Honda IDEMITSU』から、2023年以降も引き続きMotoGPに参戦でき、とてもうれしく思っています」と述べた。

「今シーズンは自分自身納得がいく結果を残せてないですが、来シーズンに向けて一日でも早く満足のいくレースをして、皆さまの期待に応えていきたいと思います」 (c)AFP