【9月14日 AFP】ボクシング・世界ヘビー級元王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua)が、WBC同級王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)とのタイトルマッチに関する条件を受け入れたと、ジョシュアのマネジメントチームが13日に発表した。

 この件については、フューリーが前週に英国勢対決を呼びかけ、話をまとめるためにファイトマネーの40パーセントをジョシュア側に渡す用意があると話していた。

 これを受け、ジョシュアのマネジメントチームである258マネジメント(258 Management)は、本人とプロモーターのマッチルーム・ボクシング(Matchroom Boxing)の代理でオファーを受け入れ、フューリー側の返答を待つと発表した。

 チームはSNSに「258とマッチルーム・ボクシングはアンソニー・ジョシュアの代理として、フューリー陣営が提示した12月3日のファイト条件をすべて受け入れることを発表する」と投稿。「女王(エリザベス英女王<Queen Elizabeth II>)の逝去により、交渉はすべて停止することで合意している。われわれは返答を待つ」と話した。このメッセージはジョシュアにもリツイートされている。

 フューリーは、ジョシュアとのタイトルマッチを制したWBAスーパー・IBF・WBO同級王者のオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)が2023年までファイトに臨むつもりはないとしていることから、ジョシュアに話を持ちかけた。

 32歳のジョシュアは8月、サウジアラビアで行われたウシクとの2戦目にも敗れ、比較的に知名度の低い相手との再起戦を予定していた。元王者のジョシュアは、ウシク戦連敗で戦績が24勝3敗となったが、フューリー戦が実現すれば英国で大きな関心が集まるとみられる。

 フューリーがファイトを呼びかけた後、マッチルームのエディー・ハーン(Eddie Hearn)代表はこれが「本気」なのかと疑問視していた。(c)AFP