【9月12日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は11日、英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の死去を受けて地元警察の人員に厳しい制限がかかるため、13日に予定されていた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)のグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)対ナポリ(SSC Napoli)の一戦を14日に延期すると発表した。

 8日にエリザベス女王が死去し、スコットランド警察には組織的な要請が出されているため、今回の決定に至った。女王のひつぎはこの日、スコットランド北東部のバルモラル城(Balmoral Castle)から中心都市エディンバラに運ばれ、その後はロンドンに向かう予定となっている。

 警備の負担を軽減するためにナポリのサポーターは14日の試合観戦が禁止されており、レンジャーズファンも敵地での同一カードの観戦が禁止された。

 レンジャーズは発表文の中で、「われわれになすすべのない、非常に特殊で残念な状況によって引き起こされたあらゆる不都合について、謝罪する」と述べた。

 グループAに入ったレンジャーズは、大会初戦でアヤックス(Ajax)に0-4で完敗。ナポリはリバプール(Liverpool FC)に4-1で快勝している。(c)AFP