【9月11日 AFP】22-23フランス・リーグ1は10日、第7節の試合が行われ、精彩を欠いたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の今季公式戦10点目と後半のGKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)のPKストップにより1-0でスタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)に辛勝した。

 今季からチームを率いるクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督の下での無敗を維持したPSGは、この日リール(Lille OSC)に2-1で勝利し、同じく無敗をキープしたオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と勝ち点で並んでいるものの、得失点差により首位に立っている。

 9日にトロワ(Troyes)に1-0で勝利し、暫定首位につけたランス(RC Lens)は、PSGとマルセイユと2ポイント差の3位となった。

 白星を挙げたものの、PSGは2週間前にホームでモンペリエ(Montpellier HSC)に0-7で大敗したブレストを相手に今季最低のパフォーマンスに終わった。

 2-1で勝利した6日のユベントス(Juventus)戦、そして14日に行われる敵地でのマッカビ・ハイファ(Maccabi Haifa)戦と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)の合間の試合だったため、ガルティエ監督はもっと先発メンバーを変更すべきであったと考えているかもしれない。

 ガルティエ監督はアマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Video)で、「チャンピオンズリーグの試合の直後は常に困難を伴う。この大会の試合では肉体的にも精神的にもかなりのエネルギーを費やす」とコメントした。

「自分たちの殻に閉じこもってプレーしようとしていたとは言わないが、今季これまで見せてきたような努力をしようという意欲は同じではなかったのかもしれない」

 ユベントス戦の先発メンバーで休息を与えられたのはヌーノ・メンデス(Nuno Mendes)とキャプテンのマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos”)の2人だけで、代わりにフアン・ベルナト(Juan Bernat)とダニーロ・ペレイラ(Danilo Pereira)が入った。

 前線のスーパースター3人を休ませるという選択肢を取らなかった指揮官は、試合前はリオネル・メッシ(Lionel Messi)の温存を考えたものの、同選手は「休息を必要としていない」と判断したという。

 前線の起用について指揮官は、「最強のアタッカー陣でスタートして試合を早く片付け、もっと早く選手交代をしたかった」と説明した。(c)AFP/Andy SCOTT