【9月10日 AFP】ガンビア保健省は、少なくとも28人の子どもが急性腎不全で死亡したことを受け、解熱鎮痛薬として使われているアセトアミノフェン(パラセタモール)のシロップ剤の使用を中止するよう医療機関に勧告した。

 保健当局のムスタファ・ビッタイ(Mustapha Bittaye)局長は9日、AFPに対し、「パラセタモールのシロップ剤が一因と思われる臨床所見がある」として、「調査結果が出るまでの処方薬に関して、医療機関に勧告している」と説明した。

 同氏は今週、地方の保健当局や医療機関に対し、考えられる別の要因として大腸菌を挙げ、施設内での手洗いを奨励し、パラセタモールをシロップ剤ではなく錠剤で処方するよう文書で通達した。

 保健省の8月8日の発表では、生後5か月から4歳までの子ども少なくとも28人が急性腎不全で死亡したとされる。同省は、7月19日に調査を開始したとしている。(c)AFP