【9月10日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第5シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)が7-6(7-5)、6-2、5-7、6-2で第27シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)を下し、決勝に駒を進めると同時に世界ランキング1位浮上に近づいた。

 ハチャノフとの4セットの勝負に勝利した23歳のルードは、11日の決勝で19歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)とフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)の勝者と対戦する。

 四大大会(グランドスラム)の決勝進出は、準優勝を果たした6月の全仏オープン(French Open 2022)以来、今季2度目となるルード。今大会の準決勝でアルカラスが敗れれば、次週の最新世界ランキングでは現在の7位からトップに躍り出る。

 ルードは「ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)の結果はすごくうれしかったけれど、グランドスラムの決勝はこれが自分のキャリアで唯一になるかもしれないとも考えていた」と明かし、「簡単なことではない。だから、数か月後にここまで来られて、言葉では言い表せない気持ちだ」と喜んだ。(c)AFP/Dave JAMES