【9月9日 AFP】ワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー(CT)最終戦、リップカールWSLファイナル(Rip Curl WSL Finals)が8日、米カリフォルニア州サンクレメンテ(San Clemente)で行われ、ステファニー・ギルモア(Stephanie Gilmore、オーストラリア)が史上最多8度目となる総合優勝を果たした。

 下馬評を覆し、世界ランキング1位のカリッサ・ムーア(Carissa Moore、米国)を決勝で下した34歳のギルモアは、総合優勝の回数で同胞のレイン・ビーチリー(Layne Beachley)氏を抜いて単独首位に躍り出た。

 優勝選手が総合王者に輝くファイナルを制したギルモアは「今のこの感情は、言葉ではほとんど表現できない」とコメントした。

 レギュラーシーズンを5位で終えてファイナルに進んだギルモアは、予選でブリサ・エネシ(Brisa Hennessy、コスタリカ)、タチアナ・ウェストンウェブ(Tatiana Weston-Webb、ブラジル)、世界2位のジョアンナ・デフェイ(Johanne Defay、フランス)を次々と撃破し、前年王者ムーアとの決勝に進んだ。

 ギルモアは「もしこれ(総合優勝)が実現するなら、私の中で史上最高の選手であるカリッサと対戦することになるから、すごくいけてると思っていた」と続けた。

 ルーキーシーズンとなった2007年に初めて年間王者に輝いたギルモアは、ビーチリーの全盛期終盤に台頭し、そこから4連覇を果たした。

 ギルモアがその後、2012年、2014年、2018年にも年間王者に輝いたのに対し、ムーアはこれまで5度の総合優勝を誇る。

 男子では、フィリペ・トレド(Filipe Toledo、ブラジル)が同胞のイタロ・フェレイラ(Italo Ferreira)を決勝で下し、初の年間王者となった。(c)AFP