【9月4日 AFP】バドミントンのジャパン・オープン(DAIHATSU YONEX Japan Open 2022)は3日、各種目の準決勝が行われ、女子シングルスでは前週の世界選手権(TotalEnergies BWF World Championships 2022)を制した大会第1シードの山口茜(Akane Yamaguchi)が15-21、21-16、24-22の逆転で第4シードの陳雨菲(Chen Yufei、チェン・ユーフェイ、中国)に勝利し、決勝に進出した。

 試合は両者ともにマッチポイントを握る接戦となったが、前週に世界選手権を連覇した山口は、同大会の決勝でも勝利した陳との我慢比べの一戦を制した。

 山口は試合後、最後は観客の応援が力になったと日本のファンに感謝し、「(途中までは)ただ我慢して、気持ち的にきついな、しんどいな、しか出てこなかった。楽しくやろうと思ってからは、よいプレー、よい動きができた」と振り返った。

 山口は決勝で第3シードの安洗塋(An Se-young、アン・セヨン、韓国)と対戦する。安は21-12、14-21、21-13で第2シードの戴資穎(Tai Tzu-ying、タイ・ツーイン、台湾)を退けて勝ち上がった。

 男子シングルスでは、西本拳太(Kenta Nishimoto)が22-20、21-19で第3シードのアンダース・アントンセン(Anders Antonsen、デンマーク)にストレート勝ち。前週の世界選手権1回戦でも撃破した相手を2週連続で破り、自身今季初となる決勝に進出した。

 世界21位の西本は、決勝で第4シードの周天成(Chou Tien Chen、チョウ・ティエンチェン、台湾)と対戦する。周は準決勝で石宇奇(Shi Yuqi、シー・ユーチ、中国)に15-21、21-19、21-12で勝利した。

 桃田賢斗(Kento Momota)が初戦で敗退し、男子シングルスで地元ファンの期待を背負っている西本は試合後、「気合」を武器に決勝も勝ちたいとコメント。この日は一本一本に集中していたとし、決勝では緊張もあるだろうがホームで楽しみたいと語った。(c)AFP