【9月2日 CGTN Japanese】黄河流域の生態環境の改善を目指す行動計画が8月31日に発表されました。中国生態環境部をはじめとした12省庁が共同で制定したもので、2025年までの具体的な対策目標が盛り込まれています。

「黄河生態保護堅塁攻略行動計画」と題したこのアクションプランでは、2025年までに黄河流域の地表水の81.9%が生活飲用水に適するⅢ類水質基準をクリアする、あるいはそれ以上を目指し、中度汚染であるV類水質を基本的になくすことが求められています。合わせて、流域内の森林カバー率を21.58%に、対策済みの砂漠化した土地を136万ヘクタールに、水土保持率を67.74%にそれぞれ引き上げる目標も設定されています。

 黄河は「中国の母なる川」で、2千年余りにわたり、中国の文明、政治、経済、文化のゆりかごとなってきました。長さは中国で長江に次ぐ2番目、世界では6番目となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News