【9月1日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は31日、第11ステージ(エルポソアリメンタシオンからカボデガタ、191.2キロメートル)が行われ、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコ(Team BikeExchange-Jayco)のカーデン・グローブス(Kaden Groves、オーストラリア)がゴール前の集団スプリントを制し、区間優勝した。クイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)は総合首位を守った。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性を示したチームリーダーのサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)を失ったチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコだったが、グローブスが今大会チーム初のステージ優勝を飾った。

 集団の中で問題なくフィニッシュしたエベネプールは、総合2位につけるチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前回王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)との2分41秒差を維持したが、ジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe、フランス)という重要な仲間を失った。

 イェーツやボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のスプリンター、サム・ベネット(Sam Bennett、アイルランド)ら、新型コロナの検査で陽性となった有力選手が不出走となる中、クイックステップのアラフィリップは残り70キロを切ったところでバランスを崩して落車。右肩を脱臼し、UCIロード世界選手権大会(UCI Road World Championships)での3連覇に暗雲が垂れ込めた。(c)AFP