【8月28日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2022)は27日、第3節が行われ、アルゼンチンが25-18でニュージーランドを破り、敵地で初めてとなるオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)からの金星を挙げた。

 情熱とフィジカルを武器に試合に臨んだアルゼンチンは、相手とのブレークダウンの攻防に勝利。エミリアーノ・ボフェッリ(Emiliano Boffelli)がキックから20得点を挙げ、オールブラックス戦2勝目を挙げた。アルゼンチンは前節、オーストラリアから48-17の記録的な大勝を収めており、これで首位を維持している。

 主将のフリアン・モントーヤ(Julian Montoya)は「自分たちの力を信じられるようになってきているし、初めて勝った時とは違って、これはただの奇跡じゃない」と話し、「朝の4時半に起きて試合を観戦してくれた母国のみんなの勝利だ。とても誇らしいし、僕らにとって本当に特別な瞬間だ」と喜んだ。

 対するニュージーランドは前半途中までに15-6のリードを奪ったが逆転され、テストマッチはこれでここ8試合で6敗目。前節は敵地で南アフリカから35-23の逆転勝利を挙げ、イアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)への重圧も和らいだが、この敗戦でさらに厳しい批判が起こり、重圧も再び増すことが予想される。

 ホームでは先月のアイルランドとのテストマッチ連敗に続き、初めての3連敗を喫した。次週行われるアルゼンチン戦に敗れれば、4連敗となる。(c)AFP