【8月26日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は25日、第6ステージ(ビルバオからアセンシオンアルピコハノ、181.2キロメートル)が行われ、クイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)が2位でフィニッシュし、総合首位に躍り出た。アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin–Deceuninck)のジェイ・バイン(Jay Vine、オーストラリア)がステージ優勝を果たした。

 雨と霧に見舞われた今ステージでは、下りで逃げ集団の多重クラッシュが発生。これがメイン集団にとっては慎重にいくべきだという信号となり、下りでのむやみな追い上げは抑えられた。

 この結果エベネプールは、総合首位でこの日を迎えたグルパマ・FDJ(Groupama-FDJ)のルディ・モラール(Rudy Molard、フランス)に21秒差、モビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)に28秒差をつけている。

 ブエルタ総合3連覇中で、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は1分1秒差で4位につけており、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のパベル・シヴァコフ(Pavel Sivakov、フランス)とタオ・ゲイガンハート(Tao Geoghegan Hart、英国)が1分27秒差で続いている。

 イネオスのリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)はこの日タイムを大きく失い、総合順位でエベネプールに2分56秒差をつけられている。(c)AFP