【8月24日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は23日、第4ステージ(ビトリア=ガステイスからラグアルディア、152.5キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)がステージ優勝。オランダでの3ステージが終わってスペインへ舞台が移った中で、総合首位の赤ジャージー(マイヨ・ロホ)を獲得した。

 自身に適した上り坂フィニッシュのステージで、ログリッチはトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のマッズ・ピーダスン(Mads Pedersen、デンマーク)、モビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)とのスプリント勝負を制した。

 ユンボ・ビスマ勢は、チームのホームであるオランダの3ステージでロベルト・ヘーシンク(Robert Gesink、オランダ)、マイク・テウニッセン(Mike Teunissen、オランダ)、エドアルド・アッフィーニ(Edoardo Affini、イタリア)が総合首位に立っており、赤ジャージーをまとうのはログリッチがチームで4人目となる。

 総合順位では、チームメートで2位のセップ・クス(Sepp Kuss、米国)に13秒差、以下イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のイーサン・ヘイター(Ethan Hayter、英国)、パベル・シヴァコフ(Pavel Sivakov、フランス)、タオ・ゲイガンハート(Tao Geoghegan Hart、英国)の3人に26秒差をつけている。

 イネオスのチームリーダーであるリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)は、ログリッチから7秒遅れでフィニッシュし、33秒差の総合7位となっている。

 この勝利が示す通りログリッチはツール・ド・フランス(2022 Tour de France)での激しい転倒からはすでにしっかり回復したとみられ、今大会の優勝候補の一人として十分に考えられる。2019年、2020年、2021年大会に続いて9月11日にマドリードで総合優勝を飾れば、史上初の4連覇達成となる。(c)AFP