【8月23日 AFP】バドミントン世界選手権(TotalEnergies BWF World Championships 2022)は22日、東京で各種目の1回戦が行われ、男子シングルスでは大会第2シードの桃田賢斗(Kento Momota)が21-16、21-14でメキシコのリノ・ムニョス(Lino Munoz)を下し、2回戦に進んだ。

 2020年に自動車事故に巻き込まれ、大けがをしてからキャリアが暗転した桃田だったが、この日は全盛期を取り戻したかのようなプレーでストレート勝ちした。

 序盤から攻勢をかけてリードした桃田は、地元観客の声援に悦に入っている様子だったが、その後世界ランキング82位のムニョスの反撃に遭った。

 観客を魅了したいという気持ちが「強すぎた」と話した桃田は、次戦では「冷静に」プレーすることを約束した。

 桃田は試合後「得点を決めたとき、後方で小さい女の子が『うまーい』と言ったのを聞いて、もう一回見せたいなと思ったが、そのあと失点をしてしまった。次は冷静にプレーしたいなと思う」と苦笑いしながらコメントした。

 桃田と同様に世界1位のヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)も順当に2回戦に進んだが、同3位のアンダース・アントンセン(Anders Antonsen、デンマーク)は初戦で足をすくわれた。

 2019年大会準優勝のアントンセンは、序盤に崩れて立て直すことができず15-21、19-21で西本拳太(Kenta Nishimoto)に敗れた。(c)AFP/Andrew MCKIRDY