【8月16日 AFP】ナイジェリアで豪雨が続いており、当局が15日に明らかにしたところによると、北部ジガワ(Jigawa)州では洪水によりこれまでに少なくとも50人が死亡した。

 ジガワ州緊急事態管理庁(SEMA)によれば、同州を含む国内の農業地帯では毎年、洪水が発生しているが、今年はかつて経験したことのない規模となっている。

 同庁のユスフ・サニ(Yusuf Sani)長官は「州内の27の自治体から累計50人の洪水による死者が報告された」とAFPに語った。

 サニ氏によると、被害が最も深刻なカフィンハウサ(Kafin Hausa)地区では10人が死亡。68人が病院に搬送され、1436人が避難した。大半がバラング(Balangu)村の住民で、村では民家237軒が押し流された。

 向こう数日間、降雨は激しさを増すと予想されており、当局は事態の悪化を懸念している。(c)AFP