【8月11日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は10日、南部フロリダ州にある自身の邸宅「マーアーラゴ(Mar-a-Lago)」が連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けた際に立ち入りを禁じられたと不満を漏らし、FBI捜査官が証拠を「捏造(ねつぞう)」した可能性があると示唆した。

 トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」に「FBIと連邦政府の連中がマーアーラゴを捜索する間、対象エリア付近への立ち入りを一切禁じられた。私の弁護士もだ」と投稿。

「全員、敷地から出るように求められた。やることなすことを誰にも見られたくなかったのだろう。(証拠を)捏造されていなければいいのだが」と続けている。

 2024年大統領選への再出馬を検討しているトランプ氏は、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)元大統領や2016年の大統領候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏は捜査対象にならなかったことにも疑問を呈し、「オバマとクリントンは一度も『家宅捜索』を受けなかった。大きな問題があったにもかかわらずだ!」と述べている。(c)AFP