【8月3日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)は2日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で7度の世界王者に輝くルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、オーナーシップグループの一員になったと発表した。

 ハミルトンはツイッター(Twitter)で「素晴らしいオーナーグループに加わり、ブロンコスのストーリーの一員になれることに興奮している。ワールドクラスのチームとともに働き、あらゆるスポーツにおける上層部の多様化という価値観の実例になれるのは光栄だ」とコメント。ペットの犬がブロンコスのスカーフとシャツを身に着けている写真を添付し、「ロスコーもすでにチームに加わった気でいる」と続けた。

 ブロンコスは6月、米小売り大手ウォルマート(Walmart)の創業者であるロブ・ウォルトン(Rob Walton)氏と娘のキャリー・ペナー(Carrie Penner)氏、その夫のグレッグ・ペナー(Greg Penner)氏に、北米のスポーツチームでは史上最高となる46億5000万ドル(約6120億円)でチームを売却することで合意した。

 7月には、オーナーグループに元米国務長官のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)氏も加わり、そして今回、F1最多のGP103勝を挙げているハミルトンも有名投資家としてグループの一員となった。

 グループはまだ新オーナーとして承認されたわけではなく、NFLの32チーム中少なくとも24チームの同意が必要だが、投票は形式的なものでしかなく、9日のオーナー会議で承認されると見込まれている。

 ブロンコスはパット・ボウレン(Pat Bowlen)氏が1984年から保有していたが、同氏は2019年に死去し、新オーナーグループがパット・ボウレン・トラスト(Pat Bowlen Trust)からチームを買収した。(c)AFP