【7月27日 AFP】(更新)新型コロナウイルスに感染した米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の主治医は27日、バイデン氏が2度の検査で陰性となったと発表した。隔離を解かれたバイデン氏は会見し、自身の迅速な回復はワクチンと治療薬のおかげだとし、国民に無料の接種と治療の利用を呼び掛けた。

 主治医のケビン・オコナー(Kevin O'Connor)氏は書面で、バイデン氏が26日夜と27日朝の抗原検査で陰性と判定されたと説明。経口治療薬「パクスロビド(Paxlovid)」の服用も終えており、「厳重な隔離を停止する」と述べた。

 ホワイトハウス(White House)のローズガーデン(Rose Garden)で会見したバイデン氏は、まだワクチンが完成していなかった2020年10月にドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が感染した際との違いを強調。トランプ氏が「重症」となり病院にヘリコプターで搬送されたのに対し、自身はホワイトハウス内で5日間隔離するだけで済んだと指摘した。

 バイデン氏は、ワクチンや検査、自身が服用したパクスロビドはいずれも無料で提供されているとして、国民に利用を呼び掛けた。(c)AFP